操体法での息。という自然法則。

 

今回は、前回の自然法則、息・食・動・想・環境。のうちの息・食について触れてみたいと思います。

 

息をする。食べる。飲む。生きていくには当たり前のことではありますが、他人には変わってもらうことができない活動のひとつ。

 

例えば、息を少し止めてみたり、いわゆる断食をしてみたりするということは、普通に考えれば、身体には苦しいことでもあるので、息や食についても、当たり前に思ってしまうことや、全く意識、感謝しないことは、あまりおすすめできることではないかと思います。

 

息に関して、少し掘り下げていくと、まず、自律神経である交感神経・副交感神経というものがあり、息を吸うときには、交感神経、息を吐く時には、副交感神経が刺激されます。

基本的に、自律神経と言われる、交感神経・副交感神経は、人間が自由には調整できないので、唯一、自分で自律神経に対してコントロールできるのが、呼吸でもあるわけです。

 

怒ったりして興奮すると自然と呼吸が荒くなり、吸う割合が多くなるのもそういった理由です。興奮するときには、交感神経が優位になります。

その逆の意味で、リラックスしたり、ため息をついたりする際には、吐くのが強調され、興奮とは逆で抑制を促すような副交感神経が優位になります。

 

唯一コントロールできるという意味でも、それを利用しない手はないので、いろんなところで、呼吸、特に、息を吐くことを意識してもらえれば、副交感神経が優位になることで、リラックス効果、内臓系の働きが促進されることが身体に良い影響を生むため、推奨されていることですし、ヨガやピラティス、武道などでも呼吸は意識されていることです。

 

あたり前に行われている呼吸が浅い、時には苦しい。ともなるとそれはとても大変なことでもあるわけでございますが、当院でも、呼吸、特に息を吐くことは施術中にも意識して頂いたり、以前に流行った?『ロングブレスダイエット』のことを例に出して説明したりと、普段からおススメな活動として紹介させて頂いたりしております。

 

先ほど、書かせていただいたように、息を吐く際には、副交感神経が優位になることで、内臓や代謝系の働きが強くなるので、ロングブレスダイエットは理にかなっていると思います。

 

また、操体法の本からご紹介すると、長生きする深呼吸法として、腹式呼吸が紹介されています。

 

人間万事腹でやれ。といわれるのは、腹に力が入っていれば落ち着きがでてくるからです。あわてない、判断が早くつく、実行力が出る。万事腹できまる。などと書かれていたり、下腹に力が入れれば身体の重心が低く下がり安定度が増してきます。腰がシッカリして、身体のカナメの腰がしっかりしてきたら強くなるのはあたり前でしょう。とも書かれていたりしています。

 

皆さまも『腹のすわった男・女』になるために毎晩寝る前に腹式呼吸はいかがでしょうか?

 

本で紹介されていたやり方としては、

 

 

 

夜寝る前に床の中でやる。

枕をはずして両手を下腹に当て、両膝を立てて軽く合わせ、両足を少しひろげて足先を軽く内側に向けて軽く爪先を踏む気持ちになります。まず下腹をくぼめてできるだけ息を吐ききるのです。残さないように全部吐く。するとひとりでに息が吸いたくなる。スッとあんまり気にしないで下腹に吸うようにやります。

吸うときは背骨が反り、吐く時は丸くなって呼吸によって脊柱が自然に動きます。

だから、深く吐く時に肛門を縮めるように力を入れると尾てい骨と恥骨が少し浮き上がるようになります。

呼吸のコツは吐き方にあります。

とにかく充分に吐くこと。よく吐けばひとりでに充分入ります。

だんだん練習して吐く息を長くします。

 

*これらの文章は、『万病を治せる妙療法 操体法』 橋本敬三 から抜粋させていただいています。

 

また、当院のHPで書かせて頂いている操体法については、ご興味あれば、 ➤➤ こちら  もどうぞ。

 

 

 

 

また、当院でも腹式呼吸はよくご指導させていただいています。

 

特に、産後のお客様や腹部や内臓など、外科的な手術をして、お腹を切ったご経験がある方などには必須という意味合いでも助言させて頂いております。どうしても、内科的な手術の後には、リハビリのような習慣、制度はほぼないですし、腹筋部分や皮膚、内臓を包む膜なども切ってしまっているような手術後の方には、腹式呼吸をしていただくように説明させて頂いております。

 

これに関しましては、副交感神経への刺激だけでなく、腹部などへの運動、腹筋や骨盤底筋などのインナーマッスルの再構築という意図もございます。

 

少し話はずれてしまいましたが、腹部への外科手術をされたご経験がある方の中には、腹部機能が低下、呼吸機能の低下による腰痛や身体の不調をきたす方も多くいらっしゃるように思いますので、併せて書かせていただきました。

呼吸機能となると、肋骨などの関連のことも書きたくなるわけではございますが、、

結局、文章が長くなってしまいましたので、食については、次回ということで。。

 

それでは、本日も最後までお付き合いありがとうございました。

 

 

 

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