今日は、少し身体の動かし方というか、運動の法則に関してのご紹介。
これは、操体法という当院でも取り入れさせて頂いている理論の中で書かれていることですが、
自然の立位、それこそ変に力は入れず、ゆったりと背中と腰を伸ばす程度に肩幅で直立した状態を基本として、
例えば、状態を横に倒す動作。
少し見にくいかもしれませんが、いわゆる側屈運動。
この運動の際には、たまに倒れる方向に体重をかけてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、
実は、その逆で、倒れる方向の反対側に重心を移し、むしろ倒れる側のかかとが浮くのが普通だと紹介されています。
写真で説明すると、右側に倒れるので、左足に重心を移す、腰を少し左側に押すイメージでやるということです。
実は、これは、私が最近少しハマっているヨガでも同じで、右側に倒す際には、左足で地面を押せ、蹴れとヨガでも言われているので、まさに一緒の考え方だと思いましたし、腑におちたのも事実でございます。
実は、先日の整体中も、横に倒してもらう動作を確認したところ、右側に倒す際に、そのまま倒す方向の右足に重心を移す方もいて、左足が浮いてくるという状態になる方もおみえでした。
そこで、私は、その身体の使い方だと、身体に負担がかかるとお話はさせていただきました。
『へぇ、そうなんですか?』というお返事もいただきましたが、今書いたような説明をさせていただきました。
右側に重心が残ると、ストレッチできる量は減るかもしれませんが、両足がしっかり地面について安全で安定すると思います。
また、他にも生活で良くある動き、腰を捻る場合。
書き始めると、少し長くなりそうですので、次回、この続きも書こうとは思いますが、いろいろと諸説ある場合もございますが、操体法では、たぶんヨガでも、このような考えで、身体の運動には基本法則は存在すると思いますので、そういったことを紹介させていただこうかとも思っています。
特に、状態を横に倒す、最初に紹介した動きは、間違ってやっている方は多いと思いますので、ぜひ一度試してください。
ラジオ体操にもでてきますので、腰に手を当てて、倒す方向とは逆に軽く押す方が安全だと思いますし、そういう身体の使い方のパターンを学習すべきだと思います。
そして、最後に重要なのは、操体法では、どちらかが倒しにくい、痛い場合には、倒しやすい方の運動を少し強めに数回多くやることで、やりにくかった方向も、楽になったりするということです。
それが操体での身体の治し方であり、自然法則、健康法であるということです。
痛い場合は、それこそ無理しないほうが良いですが、やりにくい方向は、身体が嫌がっているサインであり、やりやすい方向をやれば、ある程度は逆側の運動が楽になるということです。
その考えは、うちのお店でも基本であり、やりやすい方向からの運動、操法によって、良い結果、リスクも最小限ということも含め、取り入れさせて頂いている考えであります。
どうしても硬いほうをがんばっちゃうとは思いますが、それはよくないし、身体はそれを願ってはいません♪
ぜひ、一度、こんな考え方、理論にも触れてみてはいかがでしょうか?
それでは、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
また、こういう投稿をちょこちょこ書かせていただきますので、よろしくお願い致します。