以前のブログに書いた骨折後や手術後の整体というテーマの中のお一人の方の具体的な経緯や流れをご紹介させていただきます。この記事がいろんな骨折後の痛みや、手術後の後遺症などでお悩みの方にとって、何かのきっかけや希望になれば幸いです。
今回の方は、手首の骨折、詳しくは橈骨遠位端骨折で手術をされた70代の女性になります。
残念ながら動画はないですが、ご本人さんには許可をいただき、詳細を書かせて頂いています。
その方が、術後約3か月の診察でお医者さんから骨も術後の経過も手首などの柔軟性も良いので、『今後困り事がなければ、診察も今日で終わり。』で診察が終了したとの有り難いご報告を受け、私自身も安堵したというお話になります。
あまり詳細を書くと、、長くなりますし、基本的には私の個人的な意見であり、整体での効果にも個人差はございますので、参考程度にお読みください。
そもそもの経緯としましては、その方とのLINEや電話でのやりとりの中で、術後のリハビリの予定がないということがきっかけでした。それは流石に術後の手首の経過が心配なこと、また、手術をするために紹介をしてくださった初診の病院さんに行ったらリハビリをしてくれると思いますよ。という話をまずその方にはお伝えさせて頂きました。
その話をした上で、その７０代女性の方は、もともと骨折する前からもう数年間私の整体院に通ってくださっていましたし、たぶん私が元理学療法士っていうのも大きかったように感じています。
もちろん術後の定期診察はありますので、病院受診はしていましたが、ギプスを外してからの2日目くらいから、うちの整体に通ってくれたという経緯があった方でした。
そのお申し出をお受けたしたので、もちろんこちらにも責任はありましたし、そもそも私の整体院にとって、病院でのリハビリは受けず、術後のギプス除去後すぐから通ってくれるような方は珍しいことでもありましたので、できる限り早く日常生活ができるようにと思って関わらせて頂きました。
HPにも書かせて頂いておりますが、整体としてのリスク管理、整体でのレッドフラッグと呼ばれるような判断に関しては、整形外科勤務時代や、スポーツトレーナー時代の経験上、それなりの自信はありますので、今回の症例に関しても冷静に対処したつもりです。
◆骨折後や術後などで大切なこと
●まずは、患部の腫れ・痛みの軽減、血液循環を良くすること
術後の組織や骨折の治り具合、感染などは、もちろんお医者さんにお任せした上で、私ができるのは、術創部（いわゆる縫った傷跡）を含めた患部などの腫れをいかに早く引くようにするかが、回復過程にはとても重要になるので、特に、抜糸後には、術創部を含めた、皮膚や筋膜などの組織の滑走性、血液循環を整えることを考えます。
ですので、リスクは伴わない範囲でできる限り早期に、安全にリハビリをすることは重要だと思いますし、最初の関わり、術後管理を含めたリハビリがその後の経過を大きく左右するとも思っています。
今回の方に限っては、結果、無事に診察の終了が迎えられて安堵したご報告ではあり、まだ多少の不便さや硬さは結構残っているので、引き続きフォローさせて頂いています。（＊現在で術後４か月程度。写真は術後３か月程度の時期です。）
むしろ、術後３か月でもう診察終了？？まだまだ可動域とかは十分ではないし、そもそもプレート入れてるのに固定期間が長かかったように思うし、まだまだお困り事もあるのに、、ってのが率直な感想でしたけど、医療を経験した立場からすると、とにかく現場の方々は忙し過ぎますし、、いろいろと制度的な面でも難しいところがあるのかもしれませんね…。
最後に医療施設関連でのいろんな難しさ、、医療のいろんな狭間で苦しんでらっしゃる方がいるんであれば、一応、元理学療法士としても、何かお力に、お役に立てらればと思っています。
また、病院勤務時代だけでなく、この整体院を開業してからも、肩腱板断裂術後や、いろんな骨折後の後遺症、アキレス腱断裂後の痛み、足首の捻挫直後の方、肉離れの痛みなどでも整体をご利用くださっているケースもございますので、そういったお悩みの方も一度ご相談くださればと思っています。
また、今回詳細を書くにあたって、70代の女性の方からは了承を得ていまして、何でも書いちゃって！笑とも言われたんですが、、笑、
私にとって一番大事なことは、医療の難しい狭間でお困りな患者さん達がいらっしゃるだろうなぁと想ったことですし、私自身は医療でお世話になり、勉強させて頂いたことを今の整体院でお返しというか、還元できればと想っていますので誤解のないようお願いいたします。
それでは本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
有難いことに、その方からたくさんのリンゴジュースをいただきました。
U様、いつもありがとうございます。
まだまだ頑張っていきましょう。