先日、来院された50代男性、N様。
先日の来院が2回目ではありましたが、スポーツの際に痛めたというお尻の痛みがなかなか変わらないため来院されました。
ご本人さんの感じたと、お尻の肉離れみたいな症状ということではありましたが、いつ痛めたかわからない症状。
受傷後4週ほど経過してからの来院でしたので、もし、肉離れだとしてもある程度、組織的には安定してきている時期だとは思います。
ただ、この方の場合は、初回の時点で歩いたり、力を入れるのは問題ないということでしたので、患部以外の歪みやバランスを中心に調整して、経過を追っての2回目でした。
前回の施術では、スポーツで必要な動作確認を少しずつ行い、負荷をかけていくようなことをして終了。
細かいことは割愛させていただきますが、筋損傷が疑われる場合は、段階的に慎重に進めていくべきですね。
また、肉離れなどの筋損傷は、エコーなどで出血の程度を確認してもらうことも安全面では有効であるとは思います。
このN様での施術では、リスク面も考えて、足首や肋骨など、患部以外を調整することが多かったので、2回の施術を通じて、症状が改善していくことを不思議がりながら、前回のお帰りの際に、『ここでは、何をしてもらってるんですか?』って聞かれました。
N様は、お尻などの患部を触られたり、お尻をストレッチされるんだと思っていたんではないかと思います。
でも、当院では、痛い部分は極力触れずに、身体の歪みやバランスを整え、患部の循環を改善したり、うまく力が入るように促すことをしています。
肉離れだけでなく、患部はそぉっとしておいてあげることも大切です。
当院におけるスポーツ障害についての考え方は、
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