肩こりや頭痛の原因はさまざまではあります。
その中でも今回は、「肩こり・頭痛と顎の関係」について少し書かせていただきます。
「マッサージに行っても、すぐに肩がガチガチに戻ってしまう…」
「無意識に肩に力が入って、首が短く見える(怒り肩)のが悩み」
そんな方は、実は「食いしばり」が原因かもしれません。
1. 顎と肩は「深層の筋膜ライン」でつながっている
私たちの体は、一枚の膜(筋膜)で全身がつながっています。
特に、顎の筋肉(咬筋)と、首の横にある筋肉(斜角筋)は、体の深い部分で一本のラインで繋がって連動しています。
ストレスや集中している時、無意識に奥歯をグッと噛み締めていたり、噛み締めまではいかなくても歯が触れ合っていることはありませんか?
顎に力が入ると、顎関節周囲の筋肉、その中でもこの筋膜ラインがピンと張ってしまい、連動して首がすくみ、肩が上に引き上げられてしまうのです。
特に、ご飯を食べたりする以外の時には、歯は接触していないこと、わずかにでも隙間を開けておくことは大切とされています。(TCHと呼ばれる状況にならないことですね。)今回は触れないですが、舌の位置も大事だったりします。
2. 「顎が緩むと、肩がストンと落ちる」
当院の施術では、肩が凝っているからといって、肩だけを強く揉むことはしません。
もちろん、全身、頸部や骨盤もみますが、緊張のスイッチが入っている「顎(咬筋)」を優しくリリースしていきます。
顎の力がフワッと抜けると、不思議なことに、これまで頑張って肩を吊り上げていた首の筋肉もリラックスモードに入ります。
施術後に「肩がストンと本来の位置に落ちた!」「首が長くなった!」と驚かれる方が多いのは、このつながりを整えているからなんです。
3. 深い呼吸が、リリースの鍵
顎を緩めるのと同時に大切なのが「呼吸」です。
深呼吸でしっかり息を吐き出すと、首周りの緊張がさらに解け、肩の重みが床に溶けていくような感覚を味わえます。
「最近、食いしばっているかも…」
「鏡を見ると肩が上がっている気がする」
「肩こりや頭痛が、なかなかスッキリしない…」
「呼吸や睡眠が浅い、、なかなか疲れが取れない」
そんな方は、ぜひ一度、顎から首、そして全身を緩める感覚を体感しにいらしてくださいね。
もし、ご自身で咬筋辺りの感覚をお知りになりたい場合は、一度奥歯を噛みしめて頂いた際に、舌の写真にあるように、耳の少し内側で下方辺りでモコっと膨らむ箇所が咬筋になります。

咬筋に優しく触れてみて硬く感じたり、痛みがある方は、軽く触れたままゆったりと呼吸をしながら10秒~20秒待ってみてください。
息を吐くときなどにフワッと緩む感じがあれば、リリースされているかと思いますよ~。
