先日、来て頂いた60代女性のお話です。
この方は、ご家族の紹介で、腰痛、踵の痛み、肋間神経痛、首の痛み、といろんな部位の痛みで定期的に通ってもらっていました。
腰や踵はレントゲンでは問題なく、首は変形があって、いわゆる骨のトゲ、骨棘があるという情報は初回時に聞いてはいました。
先日の数回目の施術の際に、最近は首が痛いので、お話しながら施術をしていると、
『首は変形があるから、ほとんど動かさないようにしています。』とお客様。
『えっ!、そ、そうなんですか?』と私。
話を聞いていくと、お医者さんには、首の骨に変形があるから肩甲骨をたくさん動かして、首は動かさないように。と言われたそうです。
正確には、どんな表現で、どんな言い方で言われたのかはわかりませんが、それを聞いて、首は動かさないように実践されているようでした。
特に、リウマチや強い神経症状があるわけではないので…そんな素直に守らなくても…と思いましたし、これまでの施術の中でもそれなりに動かしていましたし…、じゃあ、日常生活ではどうされているんですか?と尋ねると。
『振り向いたり、どうしても状況によっては動かしてしまいますが、なるべく動かさないようにしています。』とのこと…。
首は動かすと、じゃりじゃりとちょっと音がなったり、つっぱり感はあるそうですが、痛みや神経症状があるわけではないそうです…。
本当に動かすのがダメなら、頚椎カラー(首の固定)をするでしょうし、なんだかなぁ~って感じ。
誰が悪いとかそういうわけではなく、専門的な立場としての声掛け、言葉の選び方はとても重要だなぁって感じた1日でした。このような方は他にもたくさんいらっしゃるんだろうなぁとも思いますし…。
細かい話にはなりますが、潜在意識まで動かしてはダメという認識がありそうな様子で、その方は今後もそれもしっかりと守っていくようにも思います…(汗)。
痛みや不調などで、最初に訪れた病院や整体院で言われた診断、一言。
それだけであきらめたり、真に受けたりしすぎるのも良くないことだと思いますよ。
もちろん全てとは言えませんが、身体は基本的には治るようにできていると思いますし、とても素晴らしい機能を持ち合わせていると思いますので…。
もっと希望や期待を持っても良いと思いますよ!
それにお答えできるように日々努力はしていきますので。
健康をもっと身近に…
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