本日も、セミナー関連のお話にはなりますが、ぜひ一般の方も読んで頂ければと思います。ただし、少し長くなるのでお時間がある時にでもどうぞ♪
それよりも、、告知というのは、難しいですね~。。
いろいろうまく伝えたいとは思ってますが、なかなか表現が難しい。。
そして、文章が苦手な私は、、さらに大変。。
そんなわけで、本日は、理学操体の基本でもある操体法の考え方のご紹介です。
実は、2014年くらいに私自身が書いたモノがあったんですが、改めて読み直して、自分でもこれは、なかなかヤバい文章だとは思いましたので、少し修正しました。それでもよければご参考にしてください(笑)…
その文章、添付させていただきます。
理学操体とは、宮城県大崎市の理学療法士である加藤廣直先生が実践されていらっしゃっる手技・考えのことです。ここに記載していることは≪ひふみ健康院≫の加藤先生のホームページ等も参考・引用させて頂いております。
感覚的に「心地よい」、そして「気持ちが良い」
理学操体はまさしく
「理学」と「操体」
を融合させ、理論的思考をしながらも操体法の感覚的要素をミックスさせた手技療法です。
簡単に言うと、、ってという表現は失礼なのですが、、
操体法という感覚的な要素もある手技療法に、理論的な部分からも解釈、説明されているような手技療法として、実践されているものであると思います。
この操体法という考え方、健康法についてのご紹介。
操体法について
操体法(そうたいほう)は、仙台の医師 橋本敬三先生(温古堂)が民間の健康法・療術をみずから実践し、肉体の変化が進む過程で何が起きているかをつかんだ結果うまれた健康法あるいは養生法。一般的には身体の一部を動かした(動診)時に快適な感覚が感じられるかどうかを味わい、快適な方向に動かすという方法を採る。
『気持ち良い~』や『心地よい~』という『快』の感覚が重要ですよ。
皆様に伝わりやすいかどうかは分かりませんが…、当院では、施術内容のひとつである動きの整体という言葉で表現させていただいてますが、この操体法の考えをとても参考にしています。
動きのではなく、気持ち良い~整体。でもいいかもしれません。(笑)
操体法でのおススメの本はこちらです。
読みやすいですし、おもしろいですよ。
この本からの内容も少し紹介させていただきます。
『操体』とは、体を操る、
というところから発想された『からだの運動法』。
環境のなかで、息をつき、飲み食いし、動き、考える。
これが、動物としての『最小限責任生活』。
この「息・食・動・想・環境」は、
いつも切り離されずお互いに助け合って、補っ合っている。
自分でしなければいけないことである四つのこと
「息・食・動・想」を60点以上くらいに気持ちよくしておけばいいという考え方。
「100点満点が目標じゃなく、間に合えばいい、60点でいい」
この『間に合えばいい精神』は、とても素敵で奥が深い言葉でもあると思います。
だって、100点を目指す必要はないんですよ♪
少し気が楽になりませんか??いろんな意味で。。
また、この数字に関しては、以下のようにも書かれています。
100%バランスが取れている人も、60%バランスが取れている人(合格、間に合う)も、40%バランスの人(具合が悪い、病気だ)も、みーんなそれなりに生きている。
身体にとって、もちろん思考や行動においても、気持ち悪いことをすると、このパーセンテージが下がってきて、身体は歪みをつくり、コリや苦痛を感じるんだそうです。
こういうことが、身体の不調を作るプロセスだと書かれていて、身体にとって気持ち良いことをすれば、自然に身体は治るようにできているという考え方です。
この40%バランスの人には、最低でも60%バランスまで変えてあげれば良い!
って私は考えております。
この20%を戻すことが、私の仕事であるとも思っています。
さらに、呼吸の感覚、飲食の感覚、運動の感覚、精神の感覚、環境の感覚
⇒これらの感覚に対して、後味も含めて、気持ち良いことをすべきだとおっしゃられています。
ですので、当院では、他とは違う意味でも無痛整体にこだわりをもち、
『快』の感覚に対してもこだわっております。
こういう快の感覚にもフォーカスをあてた、『気持ち良い~整体』を目指しています。
当院では、マッサージはしませんので、そういう刺激での『快』感覚とは、また一味違うと思いますよ。少しややこしいとは思うんですが…、ただマッサージを受けるという受け身と、自分が動くのは全然違うんだと実感しています。
自分で動いて、自分の感覚で気持ち良さを出せた時は、とても身体にとって良い反応が出ると思います♪
私自身、病院時代にマッサージのような手技も使っていましたので。(汗)その当時の施術と比べたら、全然効果は違うと実感しています。
肩だけ治したいなら、肩だけ置いてけ!ていうお話
この本の温古堂の翁先生のお話では、お客さまが別の場所で五十肩とか言われて温古堂にくると、五十肩で来る人、みんながだいたい決まって次のように言うそうです。肩だけ治してもらいたくて、『ここが痛ぐてェ』(*仙台の方言)と肩を出すヒトがほとんどだったそうです。
それは、そうですよね。普通はそうだと思います。。。だって、肩に原因があると思っているというか、肩が痛いし、肩が辛いんですから。
でも、こんなときにはいつも翁先生はこう言ったそうです。『肩だけ治すんだったら、肩こごさ切っておいでけ!明日までに治しておぐがら…』と決まり文句になっていた。そうですよ。
つまり、肩だけみてもしかたがないということであり、
肩を何とかしてくれというのなら、肩だけ、置いていけばみたいな話です…。
操体法の考え方では、そういう肩だけ見るのではなく、いつも、からだ全体を一つと考え、
常に全体のバランスを取ることが目標になる。とされています。
私自身も以前はそうでした。。
でも、最近は、こういう考え方は一般的になりつつあります。
なりつつ。だとは思います。
どうしても肩が痛ければ、肩ばっかりに意識がいってしまうものです。実際に、当院に来るお客様でもおっしゃられますが、私は骨が変形している。と言われています。私の症状は、五十肩だそうです。
ヘルニアがあるからシビレがある。腰の骨の4番と5番の間が狭い。などなど。
私は、骨の変形、ヘルニア、体質、生まれつき、だから…
ヒドイ時には、、だから、もうこれ以上は良くはならない。
痛みと付き合っていくしかないと言われてますから…。
仕方ないんです。ともよくお聞きします。
お気持ちは分かります。
でも、ヘルニアがあっても痛みやシビレがない人はたくさんいますし、実際に、注射や薬じゃなくても、痛い腰の部分は触らずにぎっくり腰がよくなる方もいらっしゃいますよ。
原因が分かれば、身体が変われば、症状も変わると思いますよ。
結果や医学的事実に捉われすぎないこと、とても大事だと思います。
実際に、痛くなるのは、無意識のうちにというか、知らないうちに肩こりや慢性痛になってますよね?打撲や捻挫などは別ですよ。だから、身体を調整したり、動いているうちに、いつのまにか身体もかわるんですよ。痛みがなくなるんです。
無意識のうちに出現した痛みは、無意識のうちに変わる…。
でも、ホントにビックリされるくらい、パッと変わったりします。
とてもややこしい話にはなりましたが、、。(汗)私は、この言葉を聞いた時にとても感銘をうけたというか、腑に落ちました。
治療家さんにとっては、それなりに深い言葉ではないかと思います。
このようなことを私は考えておりますので、当院では、からだは全体で一つであり、さらに身体というのは循環とバランスだと思っております。
このようなことが、操体法、理学操体から学んだことであり、特に、現在の時代にはとても相性の良い施術方法だと考えております。
ちなみに、施術の際には、ここに書いたようなことはそれほど細かくお話しませんので、ご安心を…。ただ、詳しく知りたい方は、ぜひ聞いてください。
操体法の考え方は、とてもおもしろいですし、このような考えに共感して頂き、実際にこの本をお貸ししたお客様もいらっしゃいます。もちろん、整体だけでなく、普段の生活でのいろんなコトで気持ちの良い選択や行動をしていくことが大切でもあるということですから。ぜひ、実践してみてください♪
今後の生き方や過ごし方が変わる♪なんてこともあると思います。
これがなかなか難しいのも事実ですが、、、でも、100点でなくていいんですよ。60点でいいんです。ちょっとできそうな気がしませんか??
それよりも、身体と感覚でもって体感し、まずは、実践してみてはいかがですか?
また、そういう機会や時間を当院で感じて頂けると幸いです。お待ちしております。
本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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