スポーツでなかなか治らない痛み
スポーツでは、日常生活よりも負担がかかりスポーツ特有の痛み、特有の傷害を伴います。スポーツを実施する上で困ることは、慢性痛や再発を繰り返す痛みではないかと思われます。
まずは、整形外科で骨折や靭帯損傷の有無を診て頂くことも良いのではないかとは思います。ただ、病院や接骨院でもなかなか改善しない方などには、これまで、わたくし自身整形外科やスポーツ現場に携わらせて頂いていたので、何か力にはなれるとは思っています。
病院や接骨院とは違った考え方を提供できると思います。
◇再発を繰り返すケガ
なぜ、再発を繰り返すのかというところがスポーツ界でのテーマでもあると思います。特に、肉離れはやっかいだと思います。
長島監督さん風に言えば、『ミート、グッバイ…』です。
最近は、超音波(エコー)やMRIでの診断も可能であるため、今まで以上に、スポーツ復帰への手順は整いつつありますが、再発や発生件数は変わってないようにも思います。
ウォームアップ不足、春先に多い…っていうのはただの傾向!?
からだのバランスが悪く、筋組織的にはまだ完治していないなど、いろんな要素が関与し、その筋に負担がかかるため、再発するのだとは思います。
スポーツの世界では、無理をしてしまうものなので…、なかなか原因の特定は難しいように思いますが…(汗)。
ただ、再発を繰り返したり、ケガしたほうとは逆の足を『肉離れ』…なんてこともよくあるので、全身のバランス、または局所のバランスが悪いのだと思います。春先という時期、ウォームアップ不足だけが、原因とは限りません。
そのバランスを整えるのは、整体で期待できる効果です♪
もちろん、『肉離れ』だけでなく、いろんなスポーツのケガにも共通するのではないかと思います。
痛みや自覚症状はなくても、からだのバランスが崩れた状態で同じような動作を繰り返すので、再発・スポーツ障害が起こりやすいのだとは思います。
あなたにとって、良いパワォーマンスを引き出すための最適なバランスが必要なんです。
スポーツをする上では、日々のセルフケアに努めることも大事ではありますが、まずは、崩れたバランスを整えていくこと、からだの中心に『軸』をしっかり持つこと
そして、正しい運動連鎖、身体の繋がりが大切だと思います。
このようなことが一番大事なのではないかと考えています。
ストレッチやマッサージだけではなかなか難しいことだと思いますよ♪
* 運動連鎖については、➤➤ 身体の繋がり もどうぞ。
* スポーツ障害 については、➤➤ スポーツ障害 もどうぞ。
◇症例紹介
●60代男性
シニアリーグでスポーツを楽しまれていらっしゃるこの方は、ハムストを肉離れ後、安静ののち、スポーツに復帰した際に、同側のアキレス腱に痛みを感じるとのことで来院されました。
肉離れの箇所については、大きな問題はありませんでしたが、膕(ひかがみ)、いわゆる膝の裏に著名な圧痛がありました。そして、下腿や股関節は外旋位(外を向いていました)でした。膝裏の圧痛が軽減した後に、片足でのジャンプをすると、痛みは3/10レベルに軽減していました。
特に、外傷後のスポーツ復帰レベルでは、安静後に、まだ筋肉等が使えていない、受傷後の逃避動作や逃避姿勢(自然に痛みを逃がしたり、軽減させる)の持続、繰り返しによりケガをした部位は完治していても、さまざまな『からだ』のバランスが崩れている場合があります。
スポーツ復帰の前には、ケガの部位だけでなく、全身を。
草野球をされているピッチャーの方で、投げる際に軸足の股関節が痛むということで来院されました。特に、ボールをリリースする時から投げ終わってからの時にかけて股関節に痛みを感じるとのことでした。
そこで、立ち姿勢・片足立ち姿勢をみると、O脚のような感じで、両足とも外側に体重がのっているような方でした。実際にも軽度のO脚でもありました。股関節の問題というよりも、足関節の部分で外くるぶしの下の立方骨という骨が外と上方向に歪んでいて、原因は足関節のような印象がありました。
いわゆる甲高のような足の形です。また、この方の場合、リリース時以降の痛みといこともあり、上半身の捻り、体幹などの動きの硬さも影響しているように思えたので、体幹や胸郭の硬さを調べると動きは硬く、柔軟性は低下していました。
そのため、まず、体幹部分、肋骨・胸郭の硬さをとる運動、少し股関節も動かすような施術をしました。この時点では、シャドーピッチングでの痛みは7/10程度。
さらに、足関節の立方骨、距骨などの足の調整をすると、2/10程度まで、改善しました。足部からの影響が大きかったようです。ピッチング動作は、細かい全身運動であり、運動の連鎖と体重移動は大切な運動要素になるため、足部の歪みもかなり影響します。スポーツ動作においても、地面と接点を持つ足部の影響はとても大切ですね。
パワーを伝えるための『強くて、しなやかな動き』、といった
全身の運動連鎖がスポーツにおいて、パフォーマンスを向上させるコツであると思っています。痛みがなくても、パフォーマンスを上げたいという方にもご来院頂ければと思っています。
本日は、サッカーでの膝痛でお困りの知人の30代男性、I様のお話。
今日のバレーの練習と明日のサッカーの試合のため、何とかしてくれ!とのご要望で来院いただきました…(汗)。
膝はそれなりに曲がるが、膝の伸びも悪いし、膝を伸ばすのが痛い。
先週、膝が内側に入るような外力が加わったそうです。
その後、痛みはあったが、数日後には無理やりフットサルもやったそうで、少し関節の腫れもありました。逆に言えば、何とかフットサルができたということは重要でした。
無理なものは無理ですので、今後の提案をするうえでも少なからず基準にもなります。
実際には、膝に腫れもありましたので、関節に水もしくは血があるとは思うので、半月板か軟骨か靭帯など、関節の中の損傷が何かしらはあるんだろうと思いますよ。とお話をして、運動をするリスクなどをお話した上で施術をすることとなりました。
膝はほとんど触らずに、主に骨盤、股関節、足首の調整。それに加えて手の指からの操法。
痛みがゼロとはなりませんでしたが、しゃがむのも痛みなく、膝の伸びもある程度まで改善しました。もともと歩くのはそれほど問題のない状態の方ではありましたので、それまでの経過や症状などにはよりますけど。
実際には、こういうときには安静にすること、休むのが一番だとは思いますが…、今から運動はしたいし、テーピングも巻いてくれ!という話でしたので、久々に膝に簡単なテーピングも巻きました。
何か現場のスポーツトレーナーっぽい…。久々の感覚。
ただ、関節の腫れが強く、膝の曲がりも悪い、歩くのも辛い場合は、病院などでの精密検査をすることをおススメいたします。
ですが、膝痛は特に、骨盤や足関節、股関節の影響を強く受けるため、症状があっても、何かお手伝いはできるように思っています。スポーツとは関係なく、変形性膝関節症でも同じです。
なぜ、膝が変形したり、膝に痛みを訴えるのか?
膝に負担がかかる原因をさぐっていくことが膝痛の改善にはとても重要だと考えております。
当院の膝痛に関する考え方は、なおえ健康院の考える膝痛。をどうぞ。
『スポーツでの痛み』、『スポーツ障害』などに関すること、
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