ぎっくり腰の臨床例(動画あり)

実際の施術内容(ぎっくり腰) 

実際に当院にお越しくださったY様にご協力いただき、検査動画なども交えてぎっくり腰に対するなおえ健康院での施術内容を説明させていただきます。

(*あくまでも個人の感想であり、人それぞれに効果は変わります)

Y様は、発症当日にお越しくださいました。

職場で痛くなって、早退して当院にお越しくださった際の動きの評価の動画です。

いわゆるぎっくり腰といわれている方の多くは、ベッドなどの寝起きはもちろんですが、靴下などが履けない、足があがらない。歩くのが痛い。足のしびれ。などの症状がございます。

まず、当院でも、歩行の検査、座位での足上げ検査などを実施します。

●歩行検査(整体前)

Y様施術前 歩行動画

➤➤ Y様は歩く際にそれほど痛みはなかったようですが、歩幅や足の上がり方などは十分ではなく、痛みがでないようにカバって歩いている様子です。

●座位での足上げ検査と腰の捻り動作(整体前)

施術前の座位検査

➤➤ 座位での足上げは左足と比べると、右足を上げるのはかなり辛く、痛みもあります。

左足も少し硬めの方ですが、、痛みはないのでこの左右差を戻すこともひとつの目標。

また、後ろに振り返るような捻り動作も左右差があり、特に左側は痛みがあるそうです。

動画にはないですが、腰を反ったり、前に屈むのも痛いです。

実際の施術動画は撮ってはおりませんが、まずは、座位で足が上がるような施術を行いました。

よくHPでも出てくる理学操体Iポジションや、座ったままでの下肢の調整など。

座位での足上げ検査と腰の捻り動作(整体後)

施術後の座位検査

➤➤ 右足の上げる動作はそれなりに改善しました。でも、細かくいうと、まだ腕や手で身体を支えているので、完璧ではないです。

ただ、腰の捻り動作はだいぶ改善したと個人的には思います。

ある程度の方は、1回目の施術で、足上げと捻り動作は改善すると考えています。

これくらい足が上がり、捻れるようになれば、やっとベッドに寝ていただく操法に移ります。

ですので、症状が強い人は、座ったままの施術だけ1回目の整体が終わることもございます。

これくらい足上げにも変化が出れば、歩行も自然と変わることが多いです。

●歩行動画(整体後)

歩行動画(整体後)

➤➤整体前と比べて、歩行スピードや歩幅は変わったと思います。

この時点では、まだベッドで寝ての整体は実施していなかったと思います。

座位での検査、歩行の感じを見て、Y様には少し寝ての整体も実施しました。

ただ、この時点でも、起き上がり動作などはゆっくりですし、痛みも残っています。

ですので、5分程度の施術だけで、横向きでの施術しかしなかったと思います。

欲を言えば、もう少し寝る動作にも変化を出したかったんですが、発症当日というリスクもありましたので、1日目はこれくらいで終了しました。

2回目の施術(翌日来院)

Y様は、2年ぶりくらいの来院だったとは思いますが、2,3か月前に介護関係のお仕事に変わられたようで、職場から痛めた翌日には、ゆっくりするように言われ、ただ病院での検査を指示されたそうです。そのため、来院の翌日はお休みということでしたので、翌日も当院に来てくださいました。

病院での検査では、大きな問題はなく、薬と湿布での経過観察であり、痛みと相談して仕事復帰してもよいと言われたそうです。

特に、病院での検査では大丈夫ということでしたので、良かったとは思いますが…、その帰りに当院に来てくださいました。

Y様のお話では、朝起きた際にまた症状が少しぶり返したような印象があるというお話でした。

毎回、ぎっくり腰でお越しになる方にはお話していますが、どうしても寝起きの動きはじめや、長時間同じ姿勢でいると、身体が固まったようになり動きにくくなるはずです。

その後、少し動けばもとに戻る方もいれば、そのままあまり変わらない場合など、さまざまあるとは思いますが、急な痛みの場合、痛みのピークが過ぎれば、比較的に動き出せば元に戻ると私は考えています。

たぶんですが、Y様は前日が痛みが発症した日であったのもありますので、翌日にもまだ痛みが残ってしまったのはあると思います。ただ、私自身の整体後の感想というか予後予測の見立てよりは、状態が悪くなった感じでの来院になりました。

Y様の場合、ある程度変わらず、現状維持くらいでの来院だと予測しておりましたので、そこは、私の技術不足、見立ての不正確さもあったのだと反省しております。

●Y様:2日目の座位検査

2回目座位検査動画

➤➤ 印象的には、足を上げる動作はほぼもとに戻ってしまいました。

個人的な予後予測では、ある程度、昨日の状態は維持したままかなぁって思っていましたが、それほどよくありませんでした。。

ただ、捻る動作、動画に撮ってなかったですね。。

そういうキッチリさがなくて、、すいません(笑)。。

●2日目の歩行動画

歩行に関しては、少し腕も自然に振れるようにはなっていましたし、歩行スピードや歩幅はある程度昨日の整体後とは変わらずくらいな印象だったと思います。

このように、歩行は比較的に症状が軽快しやすいかと思います。

歩行時にしびれを伴う症状だと、たぶん足上げのほうが変化は出やすいように思いますし、結局は症状次第にはなりますね。。(笑)

●座位での足上げ検査からの歩行(2回目整体途中)

➤➤ まだ、この段階では拳を握って座った姿勢を支えている印象だと思います。何か支えがないと、足上げなどの動作ができないという意味合いもありますし、怖さもあるのだと思います。

原因としては、重力に対しての支えが腰部としてはしっかりしていないと考えています。

この動画には、捻る動作もありましたね。(笑)

あとは、ベッドから立ち上がる動作もまだまだ違和感や怖さが残っています。

足を上げる動作よりも、立ち上がり動作のほうが負担もかかりますし、次の段階という印象で施術や検査をしています。

座位での足上げ検査(2回目の整体後)

➤➤ 特段に上げる動作範囲が前日より良くなっているわけではないですが、腕や手で支えることがだいぶ少なくなっているので、個人的な感覚では良くなっていると判断しています。

これは整体途中の動画でもあるんですが、この日は、ベッドに寝ていただいての施術と、介護系のお仕事のため、椅子を患者さんに見立てて、椅子を持ち上げるような動作を数回繰り返し、最終的には本を数冊その椅子の上に載せて持ち上げるところまでは実施しました。

もちろん、動きはまだまだで多少痛みも伴いましたが、次の日に仕事をできるかどうか、普段はどんな動作でやっているのか?も含め、Y様とも相談しながら行いました。

動画は撮っていないので、申し訳ありません。。

スポーツでの痛みなどもそうですし、お客様にとって必要な動作の検査、Y様の場合、介護職で利用者さんを移乗のために持ち上げたり、いろんな力仕事をしたりするので、実際に現段階でお仕事に行けるのか?なども含め、その方の動作の特徴なども見させていただきます。

特に、ぎっくり腰でお越しの方などは、怖さや不安はつきものでありますので、個人的な見解として、今、その動作ができそうなのか?何が困るのか?など、しっかりと検査して、施術のヒントにもさせていただいております。

もし、Y様が、以前のお仕事の座業やパソコン中心のお仕事であれば、2回目の来院後の翌日であれば、お仕事も可能だったように個人的には思います。

このような意図と検査によって、私なりの見解はお話させていただいています。

2日目の歩行動画(整体後)

➤➤歩行に関しては、大きな変化はでてないように思いますが、手の振りが出ているのは、上半身の硬さが軽減して、変な力も抜けているんだと思います。

上半身を固めて歩いていると、余計な緊張も増えるので、疲労感も増しますし、背中や肩回りの張りを作ってしまいますので、配慮する必要はあると思います。

ただ、自然と腕が振れるようになるかと思うので、痛いときには無理に腕を振る必要はないかと思います。

以上、いろいろと文章や動画も交えて、ぎっくり腰に対して、どう考えて施術をしているのかを書かせていただきました。

すべての方が同じようになるわけではなく、その症状にあった施術方法をその場で考えながらやらせていただいています。

ただ、これまでにたくさんのぎっくり腰と考えられるお客様なおえ健康院にて施術させていただいておりますので、お困りの方にはお力になれるように思っています。

お力になれると言える根拠としては、

知識ばかりだけでは意味はなく、経験だとも思います。

そんな経験から皆様のお役に立てればと思いますし、病院さんや接骨院さんよりも早い職場復帰、安静だけがすべての方にとって良いわけではないということもお伝えしたくてこのページを作成しています。

もちろん、病院さんや接骨院さんを否定しているわけでなく、このような方法もあるのではないかと思いますし、来てくださるお客様が、電気と湿布だけではよくならんから。。とお越しくださるので、書かせていただきました。

ぎっくり腰でお困りの方は、

津市にある整体『なおえ健康院』へ。

☎:059-271-7109

場所:三重県津市本町30-12

 

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