頭痛があると、つい頭痛薬に頼ってしまう。

もちろん、お薬が必要な場面もあります。
ですが、検査では異常がない慢性的な頭痛や肩こりは、身体の使い方が関係していることも少なくありません。
先日、頭痛と20年来の肩こりでお悩みの女性が来院されました。
MRIでは異常なし。
辛いときは、週に1、2回ほど頭痛薬を服用されているとのことでした。
身体を確認すると、
・片足立ちが不安定
・反り腰
・ぽっこりお腹
・体幹をうまく支えられない状態
という特徴がありました。
初回の施術後には、
「身体が軽いです!」
「頭もスッキリしました。」
と喜んでいただき、片足立ちも安定しました。
「戻った気がします」
1週間後の2回目。
40代女性のお客様は、

「最初はすごく楽だったんですが、また戻った気がします。」
とお話しされました。
ですが、詳しくお話を伺うと、
「そういえば、この1週間は頭痛がなく、頭痛薬も飲んでいませんでした。」
検査をしてみると、片足立ちも、初回より安定していました。
慢性的な痛みでは、このようなことがよくあります。
一番楽だった施術直後と比べると「戻った」と感じても、施術前と比べると確実に変化していることがあります。
特に、慢性的な症状の場合、細かな症状の変化よりも
いつも感じる辛さ、感覚にフォーカスしていまいがちですし、
それは、お客様にとっては大事なことだし、仕方のないことだと思います。
だから私は、「何が変わって、何がまだ残っているのか」を一緒に確認することを大切にしています。
今回の方だと、頭痛薬の有無や片足立ちが、1週後でもそれなりに安定した状態でした。
こういう『身体への気づき』も大切な要素だと私自身は考えていますし、
身体のスイッチが入る。という印象もあります。
身体のスイッチが入る?とは、、
ご興味あれば、こちらをどうぞ。
どうしても慢性症状など、辛い症状だと、悪いところに意識はいきますし、
肩こりがあって、当たり前。。みたいな感覚もあるんだと思います。
首ではなく、身体全体を見てみると…
2回目の日は、首を後ろへ反らすと右首から肩にかけて突っ張る症状が残っていました。
そこで、首だけではなく、体幹や肋骨の動きを確認しながら施術を進めました。
右側の肋骨周りを軽くサポートした状態で、背骨も少し引き上げるようにイメージしてもらって、
「背骨を上へ長く伸ばすようなイメージのまま首を反らしてみてください。」
とお願いすると、
お客様が思わず、
「えー!全然痛くない!」

と驚かれていました。
20年間つらかった動きが、その場でほとんど痛みなくできたのです。
もちろん、その状態を維持するにはまだ時間が必要です。
支えを外して誘導を解除すると、首を反った際の症状は少し残っていました。
ですが、この変化は私にとっても、とても大きなヒントになりました。
痛みの原因は「首」だけではないはずですし、呼吸や体幹・背骨の連動性は重要ですね。
今回のケースでは、
体幹で身体を支えられず、その負担を首や肩が頑張っていた可能性が考えられました。
もちろん、これはまだ仮説です。
だからこそ、次回も同じ変化が出るかを確認しながら、一つひとつ原因を探していきたいと思います。
整体は、「痛いところを揉む」だけではありません。
もちろん、薬で痛みを抑えるわけでもございません。
身体全体のつながりを見ながら、なぜその症状が起きているのかを一緒に探していくことも大切だと考えています。
もし、検査では異常がない頭痛や肩こりでお悩みでしたら、一度身体全体のバランスを見直してみるのも一つの方法かもしれません。
今回のように、片足立ちの安定感や呼吸や肋骨の関係、背骨の連動性を考慮すると、身体への変化を感じることもあるかと思います。
たぶん、反り腰や腹圧が抜けたような状態が一番の要因のようには思いますので、今後もお客様と一緒に考えながら、施術を進めていけたらと考えています。
それでは、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
